神は細部に宿る

リボルト郡山の渡辺淳一です。

当店では、お車の美観を決定づける下地処理を最も重要視しております。

塗装の性質は、メーカー、車種、年式、ボディカラーなどによりそれぞれ異なり、これら全てが同じ場合であっても個体差というものもあります。また、塗装状態もお車によってさまざまです。それなりにきれいに仕上げるのであれば、どんな塗装でもマニュアル通りの同じ研磨方法によって効率的に仕上げることができますが、それでは塗装の持っている美しさを最大限に引き出すことは望めないでしょう。

一台一台違う塗装の性質、状態に合わせ、その都度最適化を図って研磨することで、はじめて塗装本来の艶と輝きを余すところなく表現させることが可能になります。この点を十分に踏まえ、手間を惜しまずじっくり丁寧に行う当店の下地処理は、お車を本物の美しさへと導きます。専門店を謳うショップの中には、下地処理を含めわずか数時間から1日で施工が完了するガラスコーティングも存在しますが、その仕上がりとの違いは明らかです。

下地処理1

下地処理2

質感を損なうことのないように、塗装負荷は出来る限り抑えながら行い、塗り肌を削って平らにするのではなく、より滑らかに整えてパネルひとつひとつをキワまで丁寧に磨き上げます。芸術や建築の分野において、神は細部に宿ると言われますが、これはガラスコーティングの施工でも同じことが言えます。

ディテールまで徹底してこだわることにより、塗装そのものの美しさを存分に味わえるようになるのはもちろんのこと、ボディの形状も今までになく明瞭になり、プレスはより際立ち、陰影もよりはっきりと表れます。わずか数ミクロンの研磨ですが、これによってフォルムの美しさまでもがさらに引き立ち、お車の印象は大きく変わります。

ガラスコーティングは決してごまかしがききませんので、下地処理の技術こそがハイクオリティな仕上がりの鍵となるのです。