新車でも気をつけて!

新車傷1
新車傷2
上の画像は、当店にご入庫いただきましたホンダの新車です。
施工前のチェックで、ご覧のような傷をあちこちに見つけました。
メーカーの塗装ラインからおよそ3割くらいの車が、塗装の何らかの不具合で補修を
受けます。それからまた、ラインに戻されるわけですが、その補修の仕方が
あまり質の良いものではなく、修正した跡が残ってる場合がほとんどです。
この写真の傷も、塗装の不具合を修正した時についたと思われるバフ傷です。
その他、保管中にモータープールなどで長期在庫になって汚れが固着したり
シミだらけになってしまって、それらを除去するために洗車やワックスが
繰り返されたりして、塗装面がダメージを負ってしまう場合もあります。
輸入車にいたっては、それらが国産車以上に甚だしいのが普通です。
また、新車特有の塗装の曇ったようなボケは、メーカーやカラー、車種によって多少の違い
はあれほとんどのメーカーで見られるものです。
一般的に 新車=最高の塗装面 と思いがちですが、実は必ずしもそうではありません。
以上のような理由から、当店では新車であってもそういった状況をふまえて
新車にふさわしい繊細な下地調整を行なって、その塗装の持つ本来の美しさを最大限に引き
出してからガラス被膜を形成させます。
つまり、下地調整をしなければコーティングができないという訳ではありませんが、
新車=最高の塗装面 ではないため、新車に最適な下地調整を行って最高の塗装面を作ってから
コーティングするのが、最も理想的なコーティングということになります。