ガラスコーティング
リボルト・プロ
ホイールコーティング
窓ガラス撥水加工
福島県福島市よりお越しのH様のメルセデスベンツ560SEL(ブルーブラック)が仕上がりました。
オーナー様には、昨年1979年式のメルセデスベンツ450SLCを施工させていただきましたが、今回は1990年式の560SELをご入庫下さいました。
こちらのメルセデス、オーナー様のお父様がお乗りになられていたお車なのですが、お父様が手放されてから長い時を経て、今年再びオーナー様の元に戻ってきたということです。オーナー様のお父様が乗られていたことを知る方から連絡が入ったそうで、何ともドラマティックですね。
農家の納屋に眠っていたというオーナー様のメルセデス、お父様への「思い」と「メルセデス愛」によってしっかりと整備され、仕上げにコーティングとなりました。
前回の450SLCもそうでしたが、年月が経過したお車は、塗装が経年劣化で弾力を失って硬化しており、磨いて仕上げるのが困難な場合が多いものです。劣化の程度によっては、ほとんど歯が立たないこともあります。
見た感じでだいたいの予測はつきますが、どこまでいけるかはやってみないと分からないところもあります。幸いにしてこちらのメルセデスは、復元可能な状態にありました。
下地処理は、塗装と相談しながらじっくりと仕上げて行きます。決して急ぐことはしません。かといって塗装に負担がかかるような下地処理では、限りある塗膜を減らしてしまい、塗装が弱くなりますし、メルセデスの塗装の持つ特有の美しさをスポイルしてしまうことにもなりかねません。
「Revolt adjust system(リボルト アジャスト システム)」を駆使し、年数が経過した塗装にも優しい下地処理を行いますと、濃いグレーとグリーンが調和したような、なんともいえぬカラーが浮かび上がりました。
これが、カラーナンバー199「ブルーブラック」の本当の色です。なるほどとネーミングに納得です。
そして、コーティング被膜には低分子量タイプの硬化型被膜「NEWリボルト・プロ」を形成してガッチリと保護致しました。
お引き渡しの際、オーナー様は、面がクッキリとしたその姿をご覧になり「プレスラインが1本増えた」と大変お喜び下さいました。
いつも変わらぬご愛顧、誠にありがとうございます。どうかこれからも末長くお付き合い下さいませ。