ウォータースポットって?

車の塗装面のトラブルで、傷とともに問題になるのが水シミです。
水シミのことを、誤ってウォータースポットと呼ぶことがあります。
本来、ウォータースポットとは、塗装面上に乗った水玉が太陽の光(熱)を
集める集光現象を起こし、塗装のベースカラー上で焦点が合ってしまった場合に
起こる現象です。いわゆる理科の実験で行った虫眼鏡で紙を燃やすのと同じ現象です。
現在の塗装は、硬く薄い傾向にあるため十数年前の車の塗装より膜厚がありません。
したがって、焦点が合わないのです。現実的に近年で、ウォータースポットが
できてしまった車は見当たりません。
では、水シミには、どんなものがあるのでしょうか?
ひとつは、イオンデポジットです。
イオンデポジットは、洗車や洗車で使用する水が原因です。
水のなかには、カルキ分やミネラル分などの物質が含まれています。
洗車の時、拭きとる前に、塗装面上で水が乾いてしまった場合、
水に含まれるこれらの物質が残留し、水玉の形の縁に白っぽく盛り上がったものです。
はじめのうちは、拭いた程度でもとれますが、硬くなってしまうと通常の洗車では
取れなくなってしまいます。
もうひとつは、酸性クレーターです。
酸性クレーターは、塗装面上で雨水が急速に乾燥し、完全に乾燥しきる少し前の
段階で、酸性濃度が極端に高くなり、酸性物質により塗装を溶かしてしまい
陥没する現象です。
このような厄介な水シミを防ぐには、完全無機のガラスコーティングを
施工して、塗装面をガッチリとガードすることが、とても有効な手段となります。
また、セオリーにしたがったまめな洗車も重要です。
下の写真は、当店にご入庫されたO様のルーフの水シミです。
<処理前>
水シミ
<処理後>
水シミ処理後
グラスコートジャパン郡山では、
水シミについてのご相談をお受け致しております。

また、専用照明にて塗装の状態をご覧いただくことも可能ですので、お気軽に
ご連絡下さい。